柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)
【本体仕様】
①ライナー 143.6x15.4x53.5(mm)
②フック 118.5x14(mm)
③ジョイント70 74x14(mm)
④ジョイント90 94x14(mm)
⑤ジョイント110 114x14(mm)
材質:ポリアセタール(POM)
耐荷重:10Kg
殺菌方法:次亜塩素酸ナトリウム300倍液,10分浸漬
干し柿・あんぽ柿 柿ライナーの担う役割
干し柿・あんぽ柿の製造過程で、柿名人の柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)が担う役割は…
- 衛生面の管理と干し柿の品質向上
といえます。
干し柿・あんぽ柿の衛生面の管理
干し柿をつくる工程の中で、吊るし(はざかけ)は柿を乾燥させる工程なので、もっとも重要であり、かつ時間のかかる作業です。時間がかかるということはその分干し柿の出来栄えに直結する工程と言えます。
ヒモでたくさんの柿を列にして吊るすのが一般的な吊るし(はざかけ)作業ですが、ここで問題になってくるのが、ヒモによる柿への悪影響です。乾燥工程において長時間柿を吊るしておくことになるので、どうしても起こってしまうのがヒモによる柿への食い込みです。
食い込みが起きてしまうと、そこからカビが発生したり、柿が傷んでしまったり、中でもヒモによる異物混入などは農家の方にとって一番注意しなければならないことです。これを防ぐために一個玉単位で吊るし作業を行う農家さんもおられますが、柿の量が多くなればなるほど、これでは非効率的で、なおかつ作業時間も数倍かかってしまいます。
そこで活躍するのが、柿名人の「柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)」です。
柿名人の柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)の特徴は
- ・柿のサイズに合わせて高さ調節が可能
- ・柿と吊るし具が接触しない設計
- ・簡単に取り付け可能で落下しづらい
- ・セットごとの取り外しが可能
- ※詳しくは下に記載の使用方法をご覧ください。
と大きくこの4つが挙げられます。
この特性によって、柿に吊るし具が接触することもなければ柿同士が接触することもありません。ヒモによる異物混入や食い込みによる柿への悪影響が発生しないため、衛生管理に多分に割いていた時間も削減できます。また、風通り・通気性がよく、乾燥も均一に行われるため、乾燥自体が通常よりも早く済み、カビの繁殖の軽減にもつながります。
商品品質の向上
柿名人の柿ライナーの特性上、衛生面だけではなく、商品としての価値の向上の一助にもなります。
紐の食い込みがなくなれば、当然それによって発生していた色の変色や、柿の傷みなどもなくなり、商品としての個数が増えます。また、風通しが良い分、水分が均一に抜けやすいので、見た目も綺麗で、味も甘く、且つふっくらとした食感の干し柿にすることが可能です。今までのような、ヒモで吊るす干し柿よりもワンランク上の出来上がりが見込めます。
見落としがちですが、今まではヒモで吊るす際に「熟練の作業者の方と不慣れな方では作業スピードに大幅な差が出てしまっていたこと。」「その後の乾燥作業の間の柿の落下の個数も、作業者によって差が出てしまっていた。」…なども農家の方の悩みでした。柿名人の柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)は誰でも簡単に、素早く、吊るし(はざかけ)の作業をこなせるので、熟練でなくとも出来上がりの品質に差はなく、落下も軽減でき、なおかつ時間短縮にもなります。この点は、実際に導入してみると大きなメリットだと感じる農家の方が大勢おられます。
柿名人の柿ライナーの特徴と使用方法
柿名人の柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)は枝がT字でなくても、吊るすことが可能です。従来のT字枝での収穫は切断してしまうため、枝が伸びず翌年収穫が不可能でした。柿名人の柿ライナーを使用すれば、収穫する際にI字枝になるよう収穫すれば良いので翌年も収穫可能になります。手もぎ収穫も可能です。
柿ライナー(柿のれん:縦吊り式)は吊るす柿の枝をV時の溝に食い込ませるだけの簡単装着です。作業時間が大幅に短縮でき、さらに誰でも簡単に装着できるので、人を選びません。これだけの簡単装着ですが、落下防止の工夫もされているため、紐で吊るした時よりも落下個数を軽減することが可能です。
柿の大きさに合わせて、ジョイント部の長さ調節が可能です。調節幅は大・中・小の3パターン。お客様が生産されている柿の大きさにも合わせることが可能なので、柿同士が接触することもありません。
左右でバランスをとることで、吊るし具との接触を防ぐ設計になっているので、接触して食い込んだり、接触部からカビたり、痛んだり、変色したりする不安から解放されます。また各パーツと接触することがないので、衛生面も清潔に保つことが可能です。
フックの使用でセット毎の連結、取り外しが可能です。セット毎の重さは連結数によって任意で変えることができます。