鮮度維持庫(定置式コンテナ)futecc
【本体仕様】
futecc 20フィート
外形寸法:長さ6.1×幅2.4×高さ2.6(m)
倉庫内寸法:長さ5.4×幅2.3×高さ2.3(m)
容量:28㎥
重量:2.9t
最大積載:12t
電源:3相 AC400V (50Hz/60Hz)
※日本国内で使用時には変圧器にて3相 AC200Vに変換
管理温度:-35℃〜30℃
冷凍能力:12kw(庫内0℃、庫外38℃)、7kw(庫内-18℃、庫外38℃)
加温能力:5.6kw
【本体仕様】
futecc 40フィート
外形寸法:長さ12.2×幅2.4×高さ2.9(m)
倉庫内寸法:長さ11.6×幅2.3×高さ2.5(m)
容量:67㎥
重量:4.7t
最大積載:28t
電源:3相 AC400V (50Hz/60Hz)
※日本国内で使用時には変圧器にて3相 AC200Vに変換
管理温度:-35℃〜30℃
冷凍能力:12kw(庫内0℃、庫外38℃)、7kw(庫内-18℃、庫外38℃)
加温能力:5.6kw
鮮度維持庫futeccの担う役割
干し柿の製造過程で、柿名人の鮮度維持庫(定置式コンテナ)が担う役割は…
- 出荷時期の調整と作業の平準化
といえます。
鮮度維持庫で作業の平準化
鮮度維持庫の役割はその名の通り、収穫後の作物を保管することにあります。長く保管できるということは、それだけ計画的に販売できるということです。
柿などの作物は、自然環境によってそのシーズンの収穫時期が決まります。当然、収穫の時期は一気に訪れるので、「収穫・加工・出荷」と、ピーク時には作業が多く、人手がいくらあっても足りないというのが干し柿農家の頭を悩ませるところでしょう。
そこで活躍するのが柿名人の「鮮度維持庫(定置式コンテナ)futecc」です。
収穫から出荷までに作業は多岐に渡ります。一気に収穫して、一気に加工し、一気に出荷する。これでは農家の方の負担は計り知れません。鮮度維持庫futeccを使って鮮度を長く維持できるということは、美味しい「旬」を長く伸ばすことができるということ。つまり今日加工しても、一週間後に加工しても鮮度はほぼ変わらないということです。
これによって、「収穫後、鮮度が落ちないうちに即加工」といったワークフローが「収穫→保管→計画的に加工」というように、保管を挟むことで、今まで一気にこなさなければならなかった作業を、計画的に行うことが可能になります。意外に見落としがちな見えないコストとして、人の確保に要する時間や、その分の人件費、新人さんの場合は教育にかける時間などが挙げられますが、短期間に集約されていた作業から計画的に平準化された作業に変わるので、労働負担・労働時間の軽減、人手不足解消にもつながり、効率的で低コストな生産現場が実現できます。
出荷時期の調整と安定出荷
柿の場合、鮮度維持庫で鮮度を落とさずに保管できる期間はおよそ1ヶ月程度(柿の品種や設置場所の環境によって変化します。詳しくはお問い合わせください。)です。
柿名人の鮮度維持庫(定置式コンテナ)futeccの特徴
カーエアコンなどで圧倒的なシェアを誇るDENSO開発なので、技術への信頼性は抜群です。また、送風・空調技術に長けているので鮮度維持性能は折り紙つきです。
温度・湿度などは設置されたパネルを見ながらボタンを押すだけで簡単に調節可能です。
鮮度維持庫(定置式コンテナ)futeccの温度管理は、±0.5℃幅です。一般的な±2℃幅の鮮度維持装置と比べると、その温度の安定性は圧倒的です。温度幅が大きいと庫内の場所によって温度のムラができてしまいますが、futeccならその心配もありません。
送風の内部構造が考え抜かれているため、風が青果物に直接あたりません。これにより青果物の蒸散を防ぎ、より長く鮮度を保つことができます。
他社の鮮度維持装置を間借りすることを考えると、そこにかかる人的費用や輸送費、レンタル費用など、コストも時間も必要です。その部分のコストを考えるとfutecc導入の方が低コストで長く使えます。また、使用時の電力効率はもちろん、オフシーズンには電源をオフにできる省エネ設計です。
鮮度維持庫futeccは定置式コンテナとしてご利用いただくのが基本ですが、必要に応じて、そのままコンテナ輸送も可能です。
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人の確保に要する時間や、短期間に集約される人件費、新人さんの場合は教育にかける時間など、期間集中の作業で発生していた人的コストが「計画的に平準化された作業」に変わるので、時間的余裕ができ、計画的に人員配置もできるので、コスト削減・人手不足解消につながります。 -
「収穫後、即加工する」という時間的制約がないので、加工作業に余裕ができます。その分だけ労働負担が減り、人為的なミスの軽減、作業効率アップに繋がります。
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保管が1ヶ月できるということは、今まで収穫時期からほぼ固定化されていた干し柿・あんぽ柿の出荷時期を、1ヶ月の期間内でずらすことが可能になるということです。これにより、干し柿の価格相場を考えながら、一番価格の高い時期に合わせて一気に出荷することもできるようになります。 - 天候によって乾燥時期を考えなくてはならない干し柿、あんぽ柿生産の現場では、収穫した柿を一時保管し、天候の良い期間に合わせて乾燥作業ができるようになることは大きなメリットになります。天候不順の中、無理に乾燥作業を進め、カビが大発生して大きな不利益となる。…といった干し柿農家の不安や悩みも解消でき、安定して干し柿・あんぽ柿を生産、出荷することができます。